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抜海駅へ

たしか・・・め!って書いてあったとおもいます。に!ではなかったと思う…
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陽が西に傾くのは、まだ少し先の1430。
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駅前通り。
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やん!
ガラスが歪んでいて奇妙な写り込みになってしまったけれど、ここは最北の無人駅。

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南極物語で健さんが列車を待っていました。南極に置き去りにされた樺太犬の飼い主姉妹に泣いて責められていたホームです。

最北の無人駅という事もあって、ここを目指す人も多いと聞きます。正直そんなに期待はしていなかったのだけど、素晴らしい駅でした。
一体何なのでしょう、駅の力って。月並みだけど、出逢いと別れ。住民の生活の一部となってそれぞれの人生を見守る。
もう数件の民家しか周辺にないとしても、駅、駅舎には人々の想いが染みついているのでしょうか。
何かに翻弄されたり、疲れたり、迷いがあったり、逃げ道を探そうとしてみたり…そんな岐路に立った者に、何かしら声を掛けてくれる?
浜辺に座って水平線を眺めるように、いましばらく列車は来ない線路を眺めてみる。駅舎のベンチに座って、別の季節の様子を想像したり。

私にとって最高のタイミングで、この駅を訪れたと思います。







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by hokulele2 | 2015-06-27 21:00 | 鉄子への道 | Trackback | Comments(4)

江部乙駅、戸越銀座駅。

駅っていいな。
今、読んでいる本が「戸越銀座でつかまえて」っていうエッセイ。戸越銀座駅と商店街には子供の頃の思い出が。
バスで武蔵小杉駅まで行って東横線で自由が丘まで。大井町線で旗の台へ行き池上線に乗り換えて戸越銀座駅。
小学生の頃、大好きな伯母は中原街道沿いのマンションに住んでいました。伯母の家にはチワワが2匹。
遊びに行くのが楽しみでバスに電車の乗換えなんてなんのその。駅を降りれば商店街。
伯母はお店をやっていたので夕方まで一緒に過ごします。駅と和菓子屋さんとの間に路地とも言えないほどの細い通路があって、
そこを通り抜けて住宅街をなんどが曲がりながら上り歩いていけば中原街道。
伯母の部屋は12階だったので、玄関側の廊下からも新宿副都心や東京タワーが見れて子供ながらに気持ちが高まったものです。
戸越銀座商店街は、うーんと…初めて銀座と名前が付いた商店街だったかな。荒川区や台東区なんかとは違ったジャンルの下町風情。
東急の下町。喫茶なんかも入ったけれど、今焦がれるのは駅舎。私が小さい頃は池上線は緑一色の車両が走ってました。
あの木造の駅舎は変わらないままですか?私の子供の頃は、池上線を緑一色の車両が走っていました。
きっと切符も駅員さんにハサミを入れてもらっていたのでしょうね。目的地まで乗換え経由も間違えなく切符を買うってことも、
子供にとってはいい勉強だったでしょう。


この日、ここ数年恒例となった春の北へ旅を予定していたのだけど寝坊し、あえなく予定変更。
江部乙駅に降り立ったのは17時48分。何度か江部乙駅には来ているものの、跨線橋を渡ったのは初めてでした。
無人駅ではあるけれど、人の営みが感じられる駅が好みです。写真を撮っている間、女性がやってきて花壇の花の手入れをしてくれてました。

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思っていた以上に素敵な跨線橋でした。温かい感じがします。ここで、私は戸越銀座駅を思い出したのでした。跨線橋なんてないのにね。

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影で自撮りですねー(^^) 
センサーでさっき点いたばかりだったのだけど、西日がさして駅舎の照明がまた消えました。代わりにこんなに照らしてくれて、ありがとう。
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ずいぶん時間が経って、体は芯から冷えてしまいました。でも大丈夫!江部乙には駅前温泉があります(^^♪



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また列車に乗って帰ります。ドアが閉まる前に思い立ってパチリ。

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中原街道を挟んで、武蔵小山の商店街アーケードが続きます。伯父と伯母のお店も武蔵小山にあります。アーケードからはすこしだけ離れるけれど
ミュージックサパーQ&Q!テレビドラマのロケにも使われたことあるんです。ぜひぜひ♪






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by hokulele2 | 2015-06-12 00:00 | 鉄子への道 | Trackback | Comments(2)

お疲れ様、45年間ありがとう。三笠市民会館の緞帳がお引越し

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三笠市民会館の緞帳がついに新しいものへと掛けかえられました。そして45歳の緞帳は廃棄の危機を乗り越え無事に移設されたそうです。
本当に良かったです(^^♪ お引越し先は三笠市萱野の農業倉庫。数日前にはこの緞帳の原画も見つかったとのこと。市にメールや電話で保存を訴えてくれた方、SNSで緞帳の存在を拡散してくれた方、実際に市民会館へ見学に行ってその価値を理解してくれた方。みなさんのアクションのお蔭で、廃棄の危機を免れたのだと思います。移設先にも行ってみたいですね。45年間、本当にお疲れ様でした。新しい場所でまたたくさんの人々に三笠市の歴史を語って下さいね。


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by hokulele2 | 2015-06-11 23:55 | 産業遺産・古の建造物 | Trackback | Comments(2)

小幌駅へ。文太郎さんに惚れて

先月5日、子供の日。秘境駅と名高い室蘭本線小幌駅に行ってきました。
以前から行ってみたいなと思っていましたが渡辺一史さんの「北の無人駅」を読んでからはそれよりも増して行かなきゃという思いでした。
本を読んでからもずいぶん月日が経ってしまいましたが、やっと小幌駅行きが実現して嬉しい(^^♪

「小幌駅」と検索してみればたくさんの情報がヒットするでしょう。
ここは無人駅。駅舎もありません。もちろん周辺には民家はないし、トンネルとトンネルの間に対面式のホームのみ。
かつては信号場として存在した施設です。信号場、単線だった室蘭本線の上り下り列車がすれ違うための
交換設備があった場所なのだそうです。
その後、複線化されるも「駅」に昇格したたのは、保線作業に必要な場所であるから。ここ小幌駅の周辺は車では線路に
近づくとこが出来ない断崖絶壁が続いています。実は3月に特急で函館に向かった時、この小幌駅を確認しようとデッキで粘ったのでした。
でも無理。トンネル抜けた!と思ったらまたトンネル。抜けた! でもまたトンネル...とにかくトンネルがたくさん。
一瞬でトンネルの暗闇に列車が吸い込まれていくのです。この線路を敷くのはどんなに大変だった事でしょう。
そしてこの鉄路を守る為に小幌駅はその存在を残しているのでしょうか。


これが私たちが乗って来た列車。
始発の地下鉄に乗って札幌を出たのに、小幌に着いたのは午前11時35分です。
当初は車で向かおうと思ってました。実は車でも行けるのです。ええ、駅前駐車場からは林道15分沢沿い15分山道15分で駅に辿りつけます。
でもここは鉄路でしょう!寝こけて行くのがイチバン。現地集合で同行してくれた友人はすでにホームでスタンバイしてました。
私たちを降ろして発車した鈍行列車はゆっくりとトンネルに吸い込まれていきます。幌内トンネル、その先は美利加浜トンネルと続きます。
右は新辺加牛トンネル。
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反対側の室蘭方面。3つのトンネル真ん中のトンネルは塞がれていました。それこそがかつて信号場時代に使われていたトンネルのようです。
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向かいのホームの駅名標の横には駅ノートが入った密閉容器。ごさつ目って書いてありましたよー
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煤だらけ。ご丁寧に小幌の文字の部分だけ拭い去ってくれてます。
同じ人だか、日付まで。数日のうちにこれも消えてしまうから落書きではないかな(^^)
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特急がビュンビュン通り過ぎますからね、そしてここは電化もされていないから黒煙を残していくのですね。
ミラーもほら。
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こんな光景も。この後カートは保線マン3人を乗せて深礼文華山トンネルに消えて行きました。
すると我々3人だけの駅。
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そして海に降りるべく駅前通りになる山道を下ります。下草がきれいに刈られていてとても歩きやすい。
途中出逢った男性がずっと刈って下さっていたのです。
駅から少し進むと分かれ道があり左に進みます。しばらくすると入江が見えてきました。
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降りてみれば、こんなに静かに穏やかな入江。桟橋があってそこには若人数名。
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どうやらキャンプしたようですねー。ゴミではないのだろうけど、散らかし過ぎっ!
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江戸時代、あの円空さんがこの小幌洞窟に何日もこもり何体もの仏像を彫ったそうです。そのうちの一体が岩屋観音。
現在は伊達の善光寺さんに安置されているそう。
どの辺辿ってここにたどり着いたのでしょうね、円空さん…。
そしてこの入り江にはかつて何軒かの漁師さんの家があったそうです。ここの南側にある入り江にも。
その漁師さんのうちの1人「ブンタロウ」さんの存在が私をこの駅に向かわせたきっかけです。もちろん故人です。
ブンタロウさんが今の時代の人ならば必ず惚れてしまいます、私。
掛川源一郎さんが彼の写真を撮っています。「北の無人駅」にも載せてありましたが、写真集genの解説に彼の事について書かれています。
ブンタロウさんについての記述で私の印象に残っているのは…

頑健な体躯と天性の漁師。
最年少の船頭頭になったあと太平洋戦争に。海軍軍人の夫に先立たれ5人の子を抱えながら健気に働いていたチセさんと愛を育み、
除隊後に結婚。5人の子供を引き取りました。
ある日酒好きだったブンタロウさんは酔いつぶれてトンネル内で寝込んでしまいます。列車に左足を轢断されてしまいました。
でも気丈なブンタロウさんは大量出血のままトンネルから這い出て命を取りとめるのです。しかし、しかし!左足の膝から下を失った3年後、
今度は松葉杖で歩行中に踏切で列車と接触、なんと今度は右足を失ってしまいました…。雨に視界を奪われてしまったそうです。
それでもブンタロウさんはチセさんと結婚後に生まれた2人の子供と自分の母親を含め10人家族の暮らしを守るべく
他の漁師に負けないほどの漁をしたというのです。しかも漁師のかたわら釣り人相手の民宿まで営んだそう。
惚れ惚れします、この生命力に。
自らも働き、子供たちも働かせて(生きる術を教えたのだと思う)、とにかく建設的に生きた男だと思う。両足を失った後も酒は止めずに
洞爺湖温泉、室蘭に出かけて行ったと!



分かれ道を右に行くとその先にはまた入り江。急こう配ですが道がつけられています。またこの手前には小幌仙人と呼ばれていた方の住居の残骸らしきものが見られました。
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小幌駅は秘境ではありませんでした。建物は残ってなくても、目を閉じればその営みが浮かんできます。
今は鉄道ファンがめざし、若人は軽く羽目をはずす、穏やかな入江へのエントリー駅。また来年も行きたいな、この季節に。
岩屋観音は別名「首なし観音」旅の僧がヒグマに追われて洞窟に逃げ込みとっさに岩屋観音の後ろに隠れたという。
獲物を見失ったヒグマは観音像の首を食いちぎって去って行ったとさ・・・。今はヒグマの気配は感じられないけれど、いるかいないか分かりません。




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by hokulele2 | 2015-06-08 00:00 | 鉄子への道 | Trackback | Comments(6)

春一番はハァハァ探索

うーん、4月だったと思うけど。春の始めの探索会でした。なんとなくメンバーが決まってきたかな。
馴染の人たちとの探索は気楽で楽しい(^^♪ 単独はダメだし2人では心細く、この時は5人?このくらいが気楽。
今年は雪解けも早く、歩きやすかったですね。シーズン初めの山歩きで私も他の人たちもハァハァ言っちゃって。
体力落ちてますねー

昨年はダニの恐怖を知ったので、草がボーボーになる前にと思っていたけれど・・・遅かった(>_<)


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おまけ。
住宅地のすぐ隣にそびえ立つ。川炭コークス釜だなんて!
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なんとなく恐くて渡りませんでした。
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こちらも軍用橋なんだそう。
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by hokulele2 | 2015-06-07 21:00 | 産業遺産・古の建造物 | Trackback | Comments(2)