今年も北へ



毎年この時期にはこれを食べるのです…。そろそろあの時期が近づいてきました…。そんなフレーズが好きです。

札幌ではとっくにニセアカシアも咲いたらしいけど、散って吹き溜まった花びらと甘い香りをうっすら感じただけ。
びっくりしたけどもうアオイの花が路肩で咲き始めている!7月なんです、夏なんです。
「余裕」を私から奪ってっていくのは、忙しさだけじゃない。
健康な私は知らず知らずに息をして生きているけれど、たまには深呼吸して確認しなくては。「余裕」は自分が作るものなのかな。

今年も北へ向かうことが出来ました。なんとか。

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今年で5度目。最初の3年は車で。去年からは列車の旅。
前日に決めて当日朝に切符を買ったから自由席のスーパー宗谷1号。自由席のほうが良かったりします。
指定席はツアーの人たちがたくさんで混んでいて、自由席はこんな感じで意外と空き空き。
残念なのは車内販売がなくなったこと。稚内まで5時間ですからね、辛いわ。
ワゴンサービスのおねえさんを呼び止めて駅弁買うのが楽しいんだよね。おねえさん来たなーと思ってお財布出して待ち構えるも
意外と買う人多くてなかなか私のところまでやってこない。あのそわそわ感がいいのに。
出発前に慌ただしく切符を買ってキオスクでおにぎりとサンドイッチを買って、ポッキーとうららも。

慢性寝不足の私はさんざん寝こけてふと目が覚めてもまだ旭川。まだうとうとしながら気がつけば名寄。
次の停車駅は美深。7年一緒に暮らした祖父の故郷。5年前は祖父のお墓参りが一番の目的だった北への旅でした。
今はここを通り過ぎる度におじいちゃんごめんねと心で呟きます。
私が今愛用している掛布団は美深の布団店で作られてものです。
かつて1人暮らしをしていたおじいちゃんは、いつ何時親戚一同が泊まりに来てもいいようにたくさんのお布団をあつらえていたのです。
その未使用の掛け布団を1枚私がもらいました。毎晩、美深のまちの夢を掛けて眠っています。
美深と言えば、西部警察!そんな名前の喫茶がありました(笑)

稚内に着いて、一服したあとまた列車に乗ります。今度は鈍行で少し南に逆戻りで抜海駅。
南稚内駅から抜海駅までの車窓の景色はとてもいい!周氷河地形と呼ばれるなだらかな丘陵地帯を特急とは違ってのんびり。
エゾシカの飛び出しに用心してなのか、一体どのくらいの速度なのかは分からないけれど体感的にはかなりゆっくりと列車は進んで行きます。
こんな形のシートが並ぶ列車は初めて乗ったので記念にパチリ。ボックスシートもありました。
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思いつきに近い気持ちで訪れた抜海駅。降り立ってすぐ実感しました。来て良かったと。
向かいのホームに男性がひとりカメラを構えていました。私が降りた列車の写真を撮りに来ていたようです。
線路を隔てて少しだけ会話をしました。次の列車(2時間後ぐらいの)で稚内へ戻ると話すと、女性なんだからね気を付けてと。
なんか嬉しかった…。そう言えば、私も女性(^^ゞ
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しばらく駅舎で過ごした後、海まで歩いてみることにしました。
駅前通りから道道に出てオロロンラインをとことこ目指します。歩行者に優しくない歩道を歩いて。
こういう草ボーボー歩道、別に地方だからあるわけじゃなくて、札幌市内だってけっこうあります。
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このあと牧草地が広がって、作業をしている女性からしばらく目が離せなくなりました。牧草ロールを重機で運び、トラックに積む。
トラックには2つしか積めないのだけど、3つ目を停めたトラックの荷台の後方地面に置き、重機のエンジンを止めてトラックに乗り換える。
トラックは速やかに道道へ出て走り出します。少しするとまた空荷になったトラックで戻ってきて定位置に駐車。
また重機に乗り換え同じように牧草ロールをトラックに積みます。
この単純だけど寸分狂いのないような作業をそつなくこなす姿が美しい!
道路の向こう側の景色も防雪柵の間から覗いてみたら、もうラッピングされた牧草ロールの景色。近年のサイロの形。
タワー型のサイロは廃れ、何年前くらいからこの形でのサイレージが主流になったでしょうか。気がつけばお馴染みの光景に。
栄養たっぷり美味しいごはんを待っててね、牛さん(^^♪

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そんなこんなで牧草ロールマダムのお顔を妄想しながら歩いていたら突然現れた利尻富士。
あぁ羊蹄山やこの利尻富士は、故郷に富士山の雄姿を置いてきた私にとって、代わりの慰めになるのです。
代わりと言ったら、怒られてしまうな。
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利尻富士さんにご挨拶し、草ボーボー歩道をとことこ歩いて駅に戻ります。まだ牧草マダムは作業中。
駅前通りでニャオニャオやかましいニャンコにちょっかいを出したり、駅を訪れた何人かの方とお話ししたりしてたら、もう戻りの列車がやってくる時刻です。
ダイヤに縛られるというより、ダイヤによって与えられたゆとりの時間です。私はこれを求めてここに来たのかな。
また頑張れる!










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by hokulele2 | 2015-07-05 00:00 | 鉄子への道 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ベチ at 2015-07-05 22:14 x
手慣れた一連の作業を眺めるめぐんこさん、同性としての視線だったのかな。ゆっくりと歩くって必要なことなんだろうね。
酪農は女性が強くないと経営が上手くいかないと仰ってました。・・解るような気がします、酪農に限らずw。
生まれ変わってもまた此処のお嫁さんになるって、とっても素敵な笑顔で・・・。なんかジーンときちゃった(休みもなく大変な仕事だなと思い失礼な質問をしてしまったのに)。写真撮らせて頂いたのにいまだ届けていません、早急にですね。ニャンコって小柄な黒トラかなー、冬を乗り越えたんだね、飼い猫ぽかったけど良かった♪。
おじいちゃんちの布団、幸せですね、布団もめぐんこさんも♪。ウチは狭い長屋だったけど夜具と食器だけは沢山有ったなーw。稚内のばあちゃん手製の丹前にくるまって寝てた。大きくなってもw。
Commented by hokulele2 at 2015-07-08 03:52
> ベチさん
私が見とれてしまったあの牧草ロールマダムとお会いしたのですか?きっと同じ方のような気がする(^^♪
女性が強いほうが良いのは職場も家庭もですねー。
美深のおじいちゃん、かつて自分の土地をたくさん町に寄付したこともあり、橋本首相の頃に勲章をもらったこともあるんですよー。
片腕を若い頃に事故で失っていましたがとても器用で、自宅の横に手作りのでんぷん工場を作っていました。
お盆に美深に行くと、目抜き通りの小さなスーパーで帰省の人たちがお花やら食材やらを買い込んでいて、その雰囲気がザ・お盆って感じで好きでした。
おじいちゃん、美幸線の線路の記念の輪切り?を大事に部屋に飾っていましたね、トロッコも楽しかったです♪
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